こんばんは、こうちゃんです。
突然ですが、知っていますか?100日後に死ぬワニ。
漫画家のきくちゆうきさんがTwitterで投稿していたマンガです。
今日はその100日後に死ぬワニが100日目を迎えたので、ちょっと語ろうと思います。
100日後に死ぬワニ
去年の12月。Twitterで1つのマンガがアップされました。
それが、100日後に死ぬワニ。
僕はたまたま初日から目にしたのですが、これほどまで初見で引き込まれるコンテンツもなかなかないんじゃないかなって思いました。
「100日後に死ぬワニ」 pic.twitter.com/RUblRfVWTs
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) 2019年12月12日
テレビを見て笑う陽気なワニくん。
これだけならただの日常なのですが、彼は100日後に死んでしまいます。
今まで僕が見てきたあらゆる作品の中に、主人公が死ぬことがわかっている作品はありませんでした。
だからこそ、続きが気になってしょうがないし、でも最後を迎えてほしくはない。
そんな気持ちが湧いてきて、ドンドン引き込まれてしまいました。
日常とともに進むカウントダウン
マンガはワニくんとその周りの人々の日常です。
バイトしたり、ラーメンを食べたり、ゲームで遊んだり、恋をしたり。
そこにはなんの変哲もない日常が流れていました。
唯一違うのは、死期が刻一刻と迫っていること。
ワニくんの死へのカウントダウンは止まることなく進み続けます。
ワニくんはとっても表情豊かで、見ているだけで癒やされます。
ただのんびり過ぎていく日常。カウントダウンさえなければただのほのぼの系マンガ。
しかし、何をしていようがカウントダウンは進んでいきます。
ネット上では様々な憶測が飛び交い、Twitterは日々賑わっていました。
それだけ、多くの人々がワニくんを気にしていたというわけです。
そして100日目
3月20日。100日後に死ぬワニは100日目を迎えました。
ワニくんはタイトルどおり、死んでしまいました。
僕はワニくんの最後が気になってしょうがなくて、100日目の投稿をソワソワしながら待っていました。
100日目の投稿を見終わった後は、なんだか少し落ち着いていました。
死ぬのはわかっていたけれど、やっぱり死んじゃったんだなって。
でも、最後までワニくんらしいなあって思いました。
ワニくんの日々を追い続けたこの100日間は、本当にあっという間でした。
僕たちはいつ死ぬかわからない
100日後に死ぬワニ。
僕ら読者たちは、ワニくんの最後の時を知っていました。
知っていたからこそ、ここまで話題になりました。
しかし、僕たちはいつ死ぬかわかりません。
何十年後に死ぬかも知れなければ、明日死ぬかもしれない。
僕は時たま、死を意識して怖くなるときがあります。
本当にふとした時なのですが、自分が死ぬときを考えてしまったら、怖くて仕方がなくなります。
考えても仕方のないことですが、しかし必ずいつか死は訪れます。
死ぬときにこんなふうになっていたい、とか
これを成し遂げるまでは死ねない、とかいろんな思いがありますが、
僕が今できるのは、残された日々を精一杯生きることだけです。
そして、何気ない日常は有限で素晴らしいものだと感じること。
日々の何気ない様々な日常は二度と訪れない。
だからこそ、大切にして生きたい。
ワニくんの日常を見ていたら、そんなふうに思いました。
いつ死ぬかなんてわからないから、その時まで、何気ない日々を大切にしながら精一杯生きようと改めて思ったこうちゃんでした。