こうでありたい!

平成9年式フリーターのつぶやき

中学校の卒業式と、今僕が思っていること。

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3月です!

 

この前年が明けたばかりだと思っていましたが、気がつけば3月になっていました。
まだまだ寒い日もありますが、少しずつ春の訪れを感じてワクワクしております。

 

3月といえば卒業式。
この辺の地域では1日が高校、そして今日3日が中学校の卒業式でした。

 

卒業かあ、なんて考えていたらふといろんな思いが浮かんできたので今こうして書いています。
せっかくなのでちょっと、色々と書いていこうかなって思います。

 

実は僕、今は塾の講師としてアルバイトをしています。
実は、って隠していたわけでもありませんが、大学に入学してから始めたので、かれこれ3年くらいやっています。

 

そして、3年前というと、今日卒業した子達がちょうど入学した年、となるわけです。

 

塾講師として働くようになって最初に持った生徒、それが、今日卒業した生徒です。

 

僕は正直、大学に入学してすぐに病気になり休学し、2020年に復学したばかりなのであまり3年という実感がありませんが、あの時入学した子たちは立派に卒業を迎えました。

 

3年って振り返るとびっくりするくらい一瞬ですが、その3年にはとてつもなく様々な思い出が詰まっていることだろうと思います。

 

この3年間、僕は塾でしか接していないけれど、きっと子どもたちはいろんなことを学び、経験し、ときに辛いこともありながら、今日ここまで生きてきたと思います。

 

思春期の3年間、親や友達、そして先生と喧嘩したこともあったかもしれない、部活で死ぬほど頑張ったかもしれない、宿題が終わらなくて徹夜で頑張ったかもしれない。

 

僕はそれら数あるエピソードのほんの少ししか知りませんが、きっとそれぞれ、本当にたくさんの思い出を作った3年間だと思います。

 

あの時12歳だったみんなも、気がつけば15歳になって、少し大人らしくなりました。

 

日々子どもたちを見ているとあまり気が付きませんが、中学生の3年間といえば成長が著しい時期。

 

そういえば出会った当初僕より身長が小さかった子も、気がつけば僕を抜かしていました。(ちなみに僕は身長162センチしかありません)(ぴえん)(こえてぱおん)

 

ソプラノが歌えそうな声も、気がつけばバスを歌えるほど低くなっていました。

 

そして見た目だけじゃなく、中身も成長したなあと感じることが多々あります。

 

もちろん僕は学校の先生でもなく、親御さんでもありませんから、その成長のすべてをわかる、なんてことは到底ありえませんが、それでもこの3年間で、本当にみんな大きくなったなあと実感しています。

 

1次方程式を頑張って解いていた子が、気がつけば三平方の定理を使っているし、
動詞の過去形に悩んでいた子が、気がつけば完了形の文書を書いている。

 

この3年間でびっくりするくらいの成長をした子どもたちを見ていると、僕はすこしうるっと来てしまいます。

 

2018年、病気になった僕は、しばらく塾講師の仕事をお休みしていました。
突然消えた塾の先生、本当に申し訳なかった。

 

ある程度治療が進み、復帰した時、変わらぬ様子で受け入れてくれた生徒には、本当に感謝しています。

 

生徒たちの成長を見て、僕も少しだけ成長できたのかなって、そんな気もします。

 

わからない問題に悩みながら解く姿も、お母さんと喧嘩してちょっと不機嫌で塾に来る姿も、部活の大会で結果を残して誇らしげな表情で塾に来る姿も、好きな子に振られてこの世の終わりのような表情で塾に来る姿も、どれもどれも、僕にとっては素敵な思い出です。

 

中学生というとても大切な時期の3年間を、塾講師という学校からすると外部の人間でありながらも、こうして一緒に過ごせたことは、本当に幸せですし、良い経験であると感じています。

 

そして、そんな子達がとうとう卒業。
そんなことを考えていたら、ちょびっと語りたくなってしまいました。

 

中学生のみんな、卒業おめでとう。
これからも様々なことがあると思いますが、自分らしく、ゆっくり、生きていってください。

 

みんなの成長に少しだけお付き合い出来たことが、とても幸せです。

 

ありがとう。
そして、これからの人生に、幸多かれ。