こうでありたい!

平成9年式フリーターのつぶやき

じいちゃんばあちゃんの写真をカラー化してみた話

こうちゃんです。

 

7月におばあちゃんが亡くなってからしばらくした後、色々とおばあちゃんの物の整理をしていました。

 

そしたら、何枚かの写真が出てきました。
若い頃の写真、結婚式の写真、旅行の写真、中には半世紀以上も前であろう写真もあって、2人にもこんな若い時があったんだなあとしみじみ思いながら見ていました。

 

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おそらく昭和30年代ごろの写真だと思います。

 

この保存状態で残っていること自体が驚きですし、残っていたからこそ、こうして孫の僕が若かりしときのじいちゃんばあちゃんを見ることができる。

 

僕が写真を撮っている理由の一つでもあるのですが、僕は「その時の一瞬をカタチにして残したい」のです。

 

時の流れなんてとっても儚いものだし、生きているものは老いていくし、いつか死ぬ。

 

そんな中で、その時自分が見ていたもの、感じていたものを少しでもカタチとして残すことが出来たらいいななんて思いながら、僕は写真を撮っています。

 

少なくともこの写真に写っているときの2人は、これから産まれてくる僕の母のことも知らなければ、もちろん孫の僕のことも知らない。

 

でも、そこには確かに2人がいて、その時を生きていた。

 

そう思うと、それをこうして見ることができる写真ってやっぱりすげえなって思います。

 

で、このままの写真で十分なのですが、ちょっと僕の中に「カラーにしてみてえな」って感情が湧いてきたので、やってみました。

 

じいちゃんばあちゃんの写真をカラー化

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とはいえカラー化に対しての大層な技術は持ち合わせていないので、Photoshopでパパっといじくりながらカラー化してみました。

 

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戦後十数年。戦争経験者である2人は、敗戦の焼け野原から次第に復興していく日本を見てどう思っていたのか。

 

これから2人でどんな人生を歩もうと考えていたのか。

 

今とは全く違う当時を、2人はどう生きていたのか、とても気になります。

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街だって今みたいに舗装されていないし、下水処理も環境対策も万全ではないこの時代、多分いろんな匂いがそこらでしていただろうし、決して物質的豊かさがあるわけでもない。

 

お世辞にも「快適」とは言えないこの時代、じいちゃんはバスに乗ってどこへ行こうとしていたのだろう。そしてその瞳には、何が見えていたのだろう。

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僕が知らない2人の「青春」

でもその青春の先に、母がいて、僕がいる。

 

いつか僕が死んだその後、僕の孫が今の僕の写真を見てどう思うのでしょうか。
そんなことは今考えてもわかるはずがないので、僕は血縁の流れに感謝しながら、与えられた人生を楽しく生きていこうと思います。

 

それではっ